吟遊プログラマー

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一年間海外のコワーキングスペースを巡った方法と感想

今回の記事は、コワーキングAdvent Calendar 2015の12日目として、よからぼ天神さんの記事からバトンを引き継いで書いています。
よからぼ天神さんは、僕が日本の都市部で見たコワーキングスペース(以下CS)の中では、最もピカピカの未来的なCSでした。機会があればまたお邪魔したいですが、都会が嫌でノマドになったので難しいかもしれません。

今年はノマドワーカーとして21カ国42都市を巡りました。まだまだプロのノマドワーカーには程遠いですが、記憶に残る海外のスペースを紹介しつつ、CSについてのTipsを書いてみます。

CSでつながりが生まれる条件

CSで知人を作るには、よほど社交的な人でもない限り、何かしらきっかけが必要です。以下、体験談で書きます。

ちなみに自他ともに認めるところですが、社交辞令に使うエネルギーがあったら読書や開発に振り向けるので、僕は非常に不愛想です。今まで親切にしてくれた皆さんありがとう

イベント

やはり人気のCS、規模の大きいCSほど、イベントの頻度も高いような気がします。HUBUDBetahaus等では、毎週ランチ会やメンバー交流会があり、初参加者も抵抗なく入っていける雰囲気がありました。

交流イベントは異業種交流会と同じで気持ち悪いという人(自分)もいるでしょう。大体、交流のための交流、技術のための技術、芸術のための芸術など、「AのためのA」を全面に押し出すのはかなり危険だと思います。

でもメンバー以外も参加できる幅広いイベントがあるので、CSの雰囲気を知るためにイベントに行ってみる、というのも有効です。特にハッカソンや勉強会だと無料でCSが使えることが多いのでお得です。

ベストセラーになったピクサー創造するちからでも、社員の交流を促し、かつ創造性に刺激を与えるために、社内でヨガや絵画のイベントを開いているということでした。CSのイベントにも共通するところがありそうです。

CSの役割という意味では、地域イベントの会場になることで、かつての公民館の役割を担っている場合もあるようです。スタバはどこにいってもスタバですが、CSは同じものはないので、地域性は魅力になると思います。ノマドワーカーとしては顧客や同僚が地球の裏側にいても関係ないのですが、何か自分の職能で地域に貢献できるならCSへの愛着も増すと思います。

メンバー内イベントということでは、Hacker ParadiseRemote Yearの取り組みも面白そうだなあと思っています。毎週各自のプロジェクトの進捗発表会があり、メンバー間で協業プロジェクトが生まれたりもしています。

両者はCSではなくCS放浪ツアーですが、そこはポイントではなく、注目すべきはイベントの強制性です。もしこういった進捗発表会やランチ会を有志参加にしてしまうと、不定期開催になったり、参加者が少なすぎて盛り上がらなかったり、無くなったりする可能性があります。

ある程度会社や学校と同じように、メンバーの半強制的イベントにしてしまった方が「仕方ないじゃあやるか」という気になる人もいるのではないでしょうか。

これは田舎のコミュニティのメリット/デメリット問題と似た構図です。村八分になりたくなければ地域行事に参加しなければなりませんが、参加してみると意外と面白く知り合いも増えるかもしれません。

またCSによっては、メンバーがCSの運営に関わったり、CSをどうしていくか会議を開いているところがあります。もっと極端なケースでは、コワーカーが自分たちでCSを建ててしまう場合もあります。「CSが自分のために何をしてくれるかではなく、自分がCSのために何をできるのか考えよ」ということで、これはもうCSの最高の形ではないかと思います。

Facebookページ

人気のCSには必ずFBページがあり、運営側のイベント告知だけではなく、メンバー同士の会話も盛んです。

特にHUBUDでは入居者の大半が欧米からの移住者・短期滞在者であるため、

  • 案件あるけどどう?という仕事仲間の募集
  • その街・その国に住む上での生活相談(例:住居、ビザ手続き、お薦めの写真屋やヨガ教室)
  • もうすぐ帰国するので○○が不要になるけど誰かほしい?
  • CSの○○が壊れているので直してほしい

など、CraigsList的な掲示板になっています。

人口密度

カフェでもそうですが「満席にあと一歩」くらいが最も会話が生まれます。

「ここ空いてますか?」
「ちょっと席を外すので私のPC/荷物を見ててもらえますか?」
「その電源タップ使わせてください」
「その扇風機こっちに向けていいですか?」(HUBUD限定)

という会話に始まり、お互いそれほど忙しそうでなければ、

「あなたもプログラマーなんですか」「僕もノマドなんですよ」

みたいな自然な会話に流れていきます。

つい先日も、横に座った人とそんな感じで会話が始まり、プログラミング初級者で開発環境構築で苦労していたので、一緒に問題を解決し、その後は昼食を一緒に食べに行く仲になりました。

hitokun.hatenablog.com

PCステッカー等の自己紹介サイン

エンジニアやデザイナーであれば、何かしらのコミュニティに属していたり開発イベントに出たりして、ステッカーをPCに貼っています。また横に座っている人の画面をちらっとみて、IDE統合開発環境)ならエンジニアだとわかるし、ブラウザであっても共通点を発見できます。

これもつい先日ですが、横の人がDigital Nomad Conferenceのサイトをみていたので、「そのサイト知ってますよ、あなたもノマドなんですか?」といって会話が始まりました。

またギークが良く着ているイベントTシャツもステッカーと同じ機能を果たします。

そもそも何か難しそうな顔をしてカタカタやっているエンジニアには、非常に話しかけづらいものです。でも四六時中切羽詰まっている訳がないし、話しかけてもらって全然welcomeだったよ!ちょうど作業に退屈していたところだったんだ、ということは往々にしてあります。そもそも一般のギークのイメージに反して、エンジニアという人種は概しておしゃべり好きです。

フリーランサーのサイトを見ていると時々「HireMe」みたいなコーナーがありますが、それを真似して「TalkToMe」というステッカーをPCに貼ってみようかと思う今日この頃です。

アメニティ

席が遠い人との日常的な接点はアメニティ、お菓子やカフェコーナーです。

少々不親切なアメニティが丁度よく、新参者が「コーヒーはどうやって入れるんだろう?」と思って探しているとCSの先輩がやってきて、教えてくれたりします。お湯が沸く間に「見ない顔だけど最近ここに来たの?」という会話が始まります。この部分だけ見ると、CSというのはシェアハウスや寮にも似ています。

もちろん逆に教える立場になることもあります。旅先では意識して親切に接すると出会いが増えるという当たり前の事ですね。

面倒見の良いCSスタッフさんが飛んできて教えてくれることもありますが、できれば傍観して頂いて、利用者の相互扶助を待ってほしいものです。

CSだけでなく宿泊施設や交通機関にも言えることですが、設備や説明がシステム化され過ぎていると人と人の距離が都会的になり、利用者の素朴なコミュニケーションが減ってしまうような気がします。

世界のノマドネットワーク・CSネットワーク

大体「Berlin coworking」みたにググれば、どこの街でもメインのCSは出てくるので探すのに困ることはありません。ただCSのネットワークサイトがいくつかあり、俯瞰するのに便利で、ユーザ特典があったりします。

僕が時々使っているのはCopassです。ここに掲載されているスペースであればどこであっても、予約すれば1日だけ無料で使えます。当日予約でも問題ありません。オーナーとのチャットも便利です。

ノマドネットワークとしては、#nomads Slackと、Digital Nomad Forum という大きなサイトがあります。

nomads Slackには国単位どころか都市単位のチャネル(掲示板)があり、例えばTOKYOチャネルでは、

「来週から東京へ行くんだけど、ノマドに快適なCSを教えて!」

みたいな投稿は毎日あります。

またイベント探しには、有名どころですがmeetup.com が便利で、IT系の場合、多くはCSで開催されています。

記憶に残るCS

Hubud(バリ島

バリ島中心部のウブドの田んぼのど真ん中にある。

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(遠くに見えるのはキンタマーニ山。当然ながらキンタマーニ犬が多い。)

ある意味では遠く欧米からここに来ている時点で、メンバーはかなりフィルタリングされている。典型的には『食べて、歌って、恋をして』のように、欧米の都会の生活に疲れたから南国の楽園で人生を楽しもう、というスタンス。移住者も多い。

約1か月の滞在中、毎日お昼には知り合いの師匠の家に行って伝統楽器をマスターしてみた

Work Saigon(ホーチミンシティ、ベトナム

www.worksaigon.com

騒々しいホーチミンの通りから一歩奥に入ったところにある。カフェメニューが充実。でも一般の屋台や食堂に比べるとかなり割高で、それはHUBUDも同じ。そもそも現地物価と比べてしまうと、利用料金も相当に高い。でも経営上仕方ないのかもしれない。

ホーチミンで一番仲良くなったのは意外にもここで出会った人ではなく、人気チェーン店HighLand Coffeeで突然隣から声をかけてきた企業インターン生のラム君。いつか自分も、カフェで隣に座った人に突然声をかける強いメンタリティを持ちたいと思う。

DarbaVieta(リガ、ラトビア)

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Copassで見つけて訪ねて行ったところ。メンバーの誕生パーティや海辺への開発合宿に誘ってくれたりと、気さくな人達ばかりだった。

日本人の印象を尋ねると「日本人はすごく珍しいから、印象というものがない」いう反応。

オーナーの女性は起業家で、自分も入居している。会社と友達と妹のために借りたスペースをCSにしてしまったような感じ。ビジネスになっているのかはわからないけど、「仲間の、仲間による、仲間のためのCS」というのは楽しいには違いない。あと旅する仕事場もそうだったけど、オーナーが会社ごと入居しているところは成功している気がする。

Aeon(エレバン、アルメニア)

www.tripadvisor.com

何でもありのおしゃれ文化センターといった感じ。コーヒー紅茶はもちろん、ビスケット類が食べ放題なのに加えて、滞在2時間ごとに、スタッフがサンドイッチを手作りして持ってきてくれる、という不思議なサービスがあった。

一元さんの場合、入退室時間をカードで記録し、滞在時間に応じた料金を支払うシステムがあり、漫画喫茶のCS版と呼んで良い気がする。 

またここは記憶にある中で女性比率が一番高かった。男くさいCSが多いから女性がいると雰囲気が変わって嬉しいというレベルの話をしているのではなく、女性でも入りやすい雰囲気を作れているのがポイントで、それはつまり老若男女に受け入れられるということ。ラーメン店や漫画喫茶ですらそれを意識する時代なのだから、CSはもっと意識すべきだと思う。あと企業や政治と同様に、女性オーナーのCSがもっとあっても良い、というか作るべき。

もちろん若者比率や女性比率には外的な要因もある。エレバントビリシはそもそも若者の街で、女性がとてもアクティブなので、おしゃれなCSがあったら当然宿題や仕事をしにくるだろうし、女性スタッフがCSイベントに友達を呼んだりもする。『フレンズ』に出てくるたまり場カフェみたいな感じ。

また男女比率については、そもそもエンジニアの男性比率が高いので、エンジニアが多いCSの男女比率を均等にしたいたら、まずエンジニアという職種がそうなる必要がある。でもデザイナーには女性も多そうだし、コワーカー全体で考えれば将来的には半々になるはず。

Betahaus Berlin(ベルリン)

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ハッカソン参戦のため滞在したベルリンでは、毎日ここの1階のカフェで作業。毎日満席。メンバーもみな常連。こうなるともう、カフェ=CSになっていて、上の階のCSに入居する必要がない気がする。

ハッカソンの様子はこちら。

hitokun.hatenablog.com

Betahausは各国に拠点があり、ソフィアに行ったときも工場みたいに馬鹿でかいCSがあった。

CSにあって良かったもの・あったら良いと思うもの

言うまでもない事ですが、CSでも会社でも最大のポイントは人です。いろいろ我儘ばかり書いてきましたが、もし最高のチームがあって自分がその一員なら、それが窓のない地下牢であっても、無人島に建てた掘っ建て小屋でも、伝統的なガレージであっても構いません。

ただ想像を絶する激しい拷問により「もっと我儘を言ってみろ」と三日三晩責められた場合には、下記のような点を挙げるかもしれません。

コーヒー・紅茶・お菓子

現代的な会社だと無料ベンディングマシンを置く所も多いですが、やはり自分で作る方式の方が、気分転換やコミュニケーションのきっかけになって良いと思います。イベント告知や自己紹介カードが同じ場所にあると、さらに良いのではないでしょうか。

図書

エンジニアの仕事関係の読書はネットやKindleが中心だと思いますが、幅広い分野の図書があると刺激になるし雰囲気も変わります。ナナエフさんには膨大な図書があり、しかも貸出システムも整っていて驚きました。学校でも会社でも図書コーナーがあるのに、CSには無いというのは、ちょっとしたハンデではないかと思います。シェアリングエコノミー全盛のこの時代、CSのメンバー全員が自分の図書を共有すれば莫大な価値が生まれると思うのですが。

メンバー共有リソース

そのようなメンバー共有リソースを実現してしまった例が、HUBUDのメンバー専用システムです。CS専用のサーバーがあり、そこに大量の電子書籍や映画が入っていて、メンバーは読み放題、見放題です。サイトにログインして、ライブラリページを開いて、タイトル一覧から選ぶという、AmazonやHuluのようなシステムが構築されており、新作映画を入荷しました、みたいなお知らせまであります。

もちろん自宅からでもシステムは使えるので、この場合CSの「スペース」はワークスペースという意味だけでなく、サイバースペースまで含むものと見るべきかもしれません。

映画の話はともかく、CSを緩い会社もしくは職人集団と考えた場合、やはり何かしら知識経験の共有手段があると、入居のメリットになると思います。勉強会は定義上は知識共有手段ですが、はっきり言って勉強会は勉強を目的とするには効率が悪すぎるため、同志を集める手段、ネットワーキングの手段と捉えています。その点、書籍等は自習に向いているし、自分で購入するには限度があるので、メンバーで共有できるとありがたいです。Kindleのデータは簡単に共有できるらしいので、そういった内部ネットワークがぜひ欲しいと感じています。

ホワイトボード・紙&鉛筆

CSとは最高にクリエイティブな場所のはずで、そこにいるエンジニアやデザイナーというのは身体のどこを切っても情熱とアイデアが溢れてくる人種のはずだと思います。そしてアイデアを練ったり伝えたりするためには、紙と鉛筆がベストだと思っています。ピクサーIDEOでも社員の机には紙がつんであるはずです。知りませんけど。

もしかすると皆さんペンタブレット派なのかもしれませんが、いずれにせよあまり何かを書いている光景を見かけません。

自分の場合、なるべくルーズリーフとペンを持ち歩くようにしていますが、うっかりするとこんな風に裏紙に書き殴ることになります。

ということでCSには、紙と鉛筆と、それを湯水のごとく消費する、情熱とアイデアに溢れた起業家とエンジニアを置いて欲しいです。

習い事

CSをカルチャーセンターと勘違いしていると怒られそうですが、僕は常に新しい楽器や外国語を体験レベルではなくきちんと習いたいと思っています。しかしそういったチャンスを見つけるのはなかなか難しいので、CSの定期イベントとしてカバーしてもらえたら最高です(語学学習会はmeetup.comには結構あります)。会計や起業の勉強会は日本のCSでよく見かけますね。

キッチン

ヨーロッパのCSには必ずと言ってよいほどキッチンがあり、昼食や夕食をみんなで作ったりしていました。シェアハウスやホステルと同じで、メンバーの親睦を自然に深める効果がありそうです。ホステルで旅人と仲良くなるきっかけの50%はキッチンで生まれます。欧米人はパーティ好きということもあります。

動物(これはほぼ冗談です)

外国ではカフェに名物犬がいたりペット同伴で来る人も多いですが、犬や猫がいるとそれだけで楽しくなるし、煮詰まったときに気が紛れます。Work SaigonやAgora Collective(ベルリン)にはアイドル的存在の犬がいました。

最近多いですが受付に美人スタッフを置いて頂く必要はないので、代わりに動物を置いてほしいです。

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(非参考:お茶の間ゲストハウス、千葉)

振り返って

上記のような盛り上がっているCSがあった一方、多くのCSはかなり閑散としていたり、実体は貸しオフィスだったりして、
自分にとって滞在するメリットがありませんでした。

ノマドワーカーにとってカフェかCSかというのは名前の問題でしかないので、カフェの方が価格で分があり、さらに雰囲気も良いということなれば、CSを選ぶ理由がありません。どの街にも人気のカフェがあり選択肢も多く、さらに言えば人気とはいっても席に余裕がある場合が多いので、ある程度長時間いることもできます。

今年はバルト三国・東欧・コーカサスインドシナ半島などを巡りましたが、Wifiが使えるカフェがなくて困ったことは一度もありませんでした。ついでに言えば、例えばタリン(エストニア)やトビリシ(ジョージア)では、中心部では市の無料広域LANが使えるので、そこらの公園のベンチでも仕事はできます。しませんけど。

TripAdvisorやLikeALocalを使えば雰囲気の良いカフェ、地元の名物カフェはすぐ見つかります。

www.likealocalguide.com

ただし地域によっては、平日の昼間は主婦や老人ばかりという逆の低ダイバーシティになるため、ノマド仲間を発見できず渡世人の辛さを味わうかもしれません。都市部ではSt.Oberholzのように、いつ行ってもPCピープルしかいないという、CS以上にCSみたいな、ノマドワーカーのハブ的カフェもあります。

ノマドワーカーとしては下記の理由から、カフェ(またはカフェ兼CS)の方が純粋CSより心地よいです。

  • 何といっても一元さんが入りやすい(CS併設カフェは上にはCSもあるよ的な導入緩衝地帯になっている
  • 人口密度が高いことによるコミュニケーションメリット
  • 地元の人も一定割合いてローカルな雰囲気が生まれる
  • 人々の会話やBGMが適度に存在して逆に作業に集中できる
  • ダイバーシティ(利用者の年齢・性別・職業・人種等に偏りがない)

本記事で紹介したような海外のCSはこれらのカフェ的な条件を満たしていたので居心地が良かったのだと思います。
ダイバーシティについては、本当に個人の好みなのですが、ギークが集まって黙ってPCをカタカタ鳴らしているような雰囲気はちょっと苦手です。

僕は小学校からずっと、休み時間や放課後は一人読書に耽っているタイプの暗い少年でしたが、学校が好きだったのは読書できるからではなく、みんなが思い思いに遊んだり自習をしたりする雰囲気の中で読書するのが好きだったからだと思います。もしクラス全員が自分と同じにように着席して黙って本を読んでいるような気持ち悪い学校だったら、さっさと外に遊びに行ったことでしょう。

カフェVSコワーキングスペース問題について、Betahaus Berlinを例に取ると、1階のカフェは満員状態ですが、有料の2階のCSはガラガラです。
しかし前述のように、むしろカフェの方が出会いの機会は多いです。またCSのイベントは会員交流会以外は、誰でも参加できます。

となると、カフェで十分というか、むしろカフェの方が楽しいような気がしてきます。勿論迷惑にならないよう定期的に注文するか、混雑時は一定時間でお店を出るといった配慮は必要、そこはCSに分があるところです。

そうだ、大事なことを書き忘れていました。

その他カフェよりCSに分があると思う事

  • 深夜早朝休日でも、何度でも、何時間でも、自由に出入りできる

    ただしカフェが土日も空いているのに対して、CSには土日が休みだったり、5時で閉まってしまう場所もあるのでケースバイケースです。フルタイムのメンバーシップであればたいてい鍵をもらうので関係ありませんが。

    「自由に出入りできる」ことは重要で、ちょっと図書館に行くとか、夕食の材料を買いに行くとか、ジョギングに行くとか、生活スタイルに合わせて利用ができます。

  • 自分の机を持てる、自分の持ち物を置ける

    図書を置いたり、マルチスクリーンで作業効率アップができるのは大きいと思います。3Dアニメーション制作など、ノートPCではスペックが足りないようなお仕事をされている方はPCを置く必要もあるでしょう。また会社でもそうですが、机の上というのは個性が現れるので、

    「このオライリー本、僕も買おうか迷ってたんですよ」
    ←と言いながらもう手に取って読んでいる
    「その人形かっこいいですね、アニメ好きなんですか?」
    ←アニメには興味ないけど親しくはなりたい)」

    みたいな会話のきっかけになります。

以上です

最終的にはやっぱり、大自然のど真ん中で、好きな開発だけやって暮らしたいですね!

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(非参考:ルアンプラバン、クァンシーの滝)